テレワーク導入コラム
社外から社内システムを操作する方法とは？
2020-09-11
テレワークは社外からでも仕事を行えるようにする働き方です。
自宅や出先からでもオフィスにいるのと同じように働ける環境を構築することが重要です。
しかし、江戸川テレワーク導入支援センターでお付き合いがあるお客様から
「社内サーバーを導入しているため、社外から必要な書類を閲覧できない・・・」
「高額なシステムが社内のPCあるため、やむを得ず出社している・・・」
といったご相談を頂くことが多いです。
社外から仕事をする上で必要な書類やツールの確認・活用ができない環境では、
テレワークを実施しても業務効率が落ちてしまいます。
そのため、社外からでもオフィスと同じように、
資料の閲覧・編集やシステムの操作ができる環境を構築する必要があります。
今回は社外から社内の資料やシステムを上手く扱うことができないお悩みを持つ方に、
「社外から社内システムを操作する方法」を弊社での活用事例を交えながらご説明します。
〇社外から社内システムを操作する方法
社外から社内システムを操作する方法は、
・リモートデスクトップの導入
・VPN構築（注）
・電話やメール等でオフィスにいる人に指示を出す
などがあります。
（注）ネットワーク通信を暗号化することで外部から社内ネットワークにアクセスする際のセキュリティ性を高める仕組み。
江戸川テレワーク導入支援センターがいくつかの方法を実践する中で、皆様にオススメしているのは「リモートデスクトップ」です。
リモートデスクトップとはPCを遠隔操作するためのツールです。
特徴は自分のPCデスクトップ画面に他のPCのデスクトップ画面を表示させてマウスやキーボードから遠隔操作することです。
江戸川テレワーク導入支援センターがリモートデスクトップをオススメする理由は、
・他の社外から社内システムを操作する方法に比べて導入費用が安価であること
・普段の業務で使用しているPCを操作するため、PCの再設定などの手間が必要ないこと
です。
【ツール】
江戸川テレワーク導入支援センターでは「Online ScreenView」を使用しています。
その理由は、
・リモートデスクトップツールの中で安価であること
・処理速度が速く、遠隔操作する際のストレスが少ないこと
・デザイン会社が画像の鮮明さを高く評価するほど画質が良いこと
・操作する社内PCの電源を入れるために、WOL機器（社外から電源を入れるための機器）を導入する必要がないこと
です。
〇江戸川テレワーク導入支援センターでのリモートデスクトップ活用方法
江戸川テレワーク導入支援センターでは在宅勤務者にノートPCを貸与し、自宅からリモートデスクトップツールを使用して社内デスクトップPCを遠隔操作しています。
導入した当初は「貸与されたノートPCだと、普段利用してる社内デスクトップPCに比べて画面が小さく、操作がしづらい」という意見が出ました。
そこで、別途デスクトップ用モニターを貸与し、社内デスクトップPCと同じ環境で仕事ができる環境を構築しました。それにより「ノートPCからでも社内デスクトップPCを直接操作するのと同じように操作できるため、操作するストレスがなくなった」との意見が出るようになりました。
〇リモートデスクトップ導入による効果
江戸川テレワーク導入支援センターではリモートデスクトップを導入することにより、
業務部門の従業員のライフワークバランス実現に繋がりました。
【導入前】
業務部門が活用しているデスクトップPCに様々なシステムを導入しております。
活用しているシステムには、高価なシステムもあり、
在宅勤務用のノートパソコンにも同じようにシステムを導入することができませんでした。
VPNという社外から社内システムを遠隔操作する方法もありましたが、
上記で遠隔操作をすると動作が重く、業務効率も低下しました。
そのため、業務部門の担当者にテレワークを推奨しても
仕事のしやすいオフィスに出社して作業を行う状況でした。
【導入後】
リモートデスクトップを導入することで、
社外から社内デスクトップPCを操作することができます。
リモートデスクトップはVPNとは異なり、動作も遅くならないため、
オフィスで作業をしているのと変わらない環境を構築することができました。
そのため、業務（総務・経理・設計）担当者もストレスなくテレワークを実施することができるようになりました。
そして、業務担当者が普段通勤に費やしている時間を私生活などに活用できるため、
ライフワークバランスを実現することができました。
江戸川テレワーク導入支援センターでは、最新のテレワーク関連助成金、補助金情報を活用し、皆様のテレワーク導入のサポートをしております。
社外から社内システムを操作する方法でお悩みの方は「江戸川テレワーク導入支援センター」にお気軽にご相談ください。